飲まずにいられない

流れ流れてたどり着いた東京の片隅で現在や過去や未来ん中から幸福のカケラを拾い集めては言葉にのこしていく単純な作業の場所

朝と昼と夜を一度に買い込み

izumi_yu_ki2006-03-13

土曜日はとても刺激的かつ面白い出会いとイヴェントがあったり愛すべきテルミンのキャリングケースを2年越しでやっと入手したりテルミンイメージトレーニングのためのCDを色々借りこんだり楽しい楽しい出来事がたくさんあったのにすべて土曜夜からの腰と膝の激痛でゆっくり言葉を食む余力なくしかも眠れず日曜深夜のNHKアーカイヴでシャウシェスク政権崩壊の7日間なんていうハードなドキュメンタリーを観ちゃったもんで余計体と心の痛みが増し。

咳止めのまずにいられない。別にカゼひいたってわけじゃなく、単に体が弱ってるからゴホゴホしてるんだと思う。

金曜日、2つの階に分かれていたオフィスがひとつの階にまとまった。その引っ越しで社内は混乱しまくっているが締め切りは待ってくれない。横で埃たてつつLANケーブル引っ張る作業の真横でmihimaruGTの卒業ソングな新譜をコンバート。合間に引っ越し。

そして本日月曜。腰と膝はまだ痛く、家を出る2時間前に目が覚めたのに体がまったく動かない。なんとか起き上がったが、腰がギクシャクして危ないので、三ヶ月ぶりに松葉杖を使って出社。

社内はさらに混乱していた。納品物は未完成のまま溜まっている。誰がそれを完成させるかといえば、ほんの少しの人間しかいない。杖使いの拙は当然がごとくそれに回る。

せっせ、せっせ、せっせ。しかし余分に時間がとられ、はかどらない。全体ミーティング=社長先生のありがたいお言葉のようなもの、はチーフ会議を通して午前中めいっぱい遣われるし、業者や通信回線や色々なことに振り回され社員みんなイライラ。拙もイライラ最高潮。

エキサイティングな一触即発(個人的に)状態の心境の中で、最後の爆弾。以前から面倒みていた後輩とまたまた別の後輩が会社を辞めたいと社長に言ったらしい。先週「自信がない」という話は、先週のうちから聞いてはいたが、「足手まといになるから身を引きます」という言い草。

ひどくずるい言い方だと思う。違う業界にのんびりと働いていた人が30過ぎて一念発起、好きな音楽的業界に入った彼は、転職経験がほとんどない。業種も人員の個性スタンスも多分間逆のウチの会社は、いつも慌しく、つねに急かされケナされ、さぞ辛かったと思う。だけどそれでも、あえて飛び込んできた勇気とセンスを認めて、一緒に頑張っていこうと思っていたのに。

「僕は君にふさわしくない人間なんだ。だからもう付き合うことができない」と涙を流して別れを迫るヤツみたいだ。今日いちばんのガッカリだ。

忙しいのはみな一緒だ。わかってるさ。ただ、この目の前の仕事の割り振りは不可能。昨日の夕食をまともに摂れなかったため、ずっと腹ペコのままだが、出社する時に朝昼晩の炭水化物(おにぎり、甘いパン、しょっぱいパン)を買ってきてある。あとは成果をだすだけだ。畜生。早く家に帰ってテルミンに触りたい。