飲まずにいられない

流れ流れてたどり着いた東京の片隅で現在や過去や未来ん中から幸福のカケラを拾い集めては言葉にのこしていく単純な作業の場所

天丼屋はなぜ繁盛しないか

izumi_yu_ki2006-03-02

下北沢にあった安いカウンター天丼屋にいつか入ろうと思っていたのに気が付けば不動産屋にかわっているし確かカプリチョーザも近所にあったはずなのにそれさえ見つからずしみじみチェーン飲食店の栄枯盛衰を感じる。

番茶のまずにいられない。会社最寄駅前「てんや」で“春のいろどり天丼”。芽キャベツブロッコリー紫芋かき揚げは子持ち白魚(やっぱ春には子宝か?初耳)と芹。乙女の罪悪感ゆえ、ひとくち分のごはんを残す。

「てんや」に限らず、天丼屋って昔はもっとなかったっけ。横浜の某学生街で400円天丼がウリの個人営業店が繁盛していた覚えもあるし。毎日食べるとカロリーオーバーだし胸焼けするけど、ときどき妙に恋しくなることがある、天丼。個人的には牛丼と同じぐらいリスペクト。

天ぷらって流行おくれなんだろうか。数年前に「牛角」がカウンタ天ぷらの店を出して失敗していたし。ま、あれは店の直下がライブハウスで、床の振動がものすごかったせいだとは思うんだが。

いっそ流行のスタイルを取り入れ、立ちカウンターでビールでも飲みながらお好み天ぷらをつまむ、なんてのはダメだろうか。といっても、それは別段新しいことでもなく、モロ江戸時代のファストフード屋台そのまんまリバイバルするだけのことなんだけど。でもいいなあ。欲しいなあそんな店。