飲まずにいられない

流れ流れてたどり着いた東京の片隅で現在や過去や未来ん中から幸福のカケラを拾い集めては言葉にのこしていく単純な作業の場所

高熱・発疹・入院

5月に薬疹の疑いで入院した。体力そして気力も著しく落ちている。
(誰でも起きうることだから、お薬を飲んでいる方はご注意ください)


体の異変はいきなり来た。
まず39.6度の熱がボーンと出た。戻し下しも激しかった。
インフルエンザを疑い診察を受けたが陰性。カゼの薬と漢方薬をもらった。
以前から飲んでいたものを合わせると、10種類あまりの薬を服用することになる。

一度症状は治まったが、2週間ほど経ってから今度はノドが痛くなった。
カゼ薬と持病の薬を飲んで寝る。
翌日起きたら唇がタラコみたいに腫れ、顔が赤くふくらんでいた。
そして背中、胸、腕、肩、足、みるみるうちにほぼ全身に発疹が出た。
激しく痒い。顔は腫れて形が崩壊している。見るからに只事ではなかった。


じんましんは1〜2日で治るという説も聞き、1日様子を見たら更に悪化した。
アレルギー科のある医院に駆け込む。ちょうどGWが始まる前日だった。


これはひどい。休みの間おかしくなったら総合病院に行きなさい」
と抗アレルギーの点滴を打たれ、膏薬を渡された。


ひとりベッドの上で皮膚の痒さと動悸に耐える。
ポカリと水を半開きのタラコの間に流し込む。ふつうの食事はできない。
舌がときどき気道をふさいで呼吸が難しくなり、
「眠ったら死んでしまうかもしれない・・・」
おおげさでなくそう思い、一人暮らしの怖さを改めて感じた。


総合病院で休日急患として応急処置をしてもらった。
劇症になる可能性もあるとの事でその後入院。
ステロイドの大量投与が始まってから10種の薬は没収。
退院してからも、急に中断した薬の副作用に5月中ずっと苦しめられた。


ここ1週間でやっと持ち直したが、
こんなんで6月中に会社に戻れるのだろうか?
戻っても迷惑しかかけられないのではないだろうか?
万全とはいえない体に苛立ち、先行きを案じている。


なんでこんなことになってしまったんだろう。悲しい。
せめて大好きな羽生結弦選手の笑顔でも見て癒されよう。


なんてふうに、むなしい春が過ぎてゆきました。