飲まずにいられない

流れ流れてたどり着いた東京の片隅で現在や過去や未来ん中から幸福のカケラを拾い集めては言葉にのこしていく単純な作業の場所

戦いすんで・・・

一度鈍った空中バイロリンの弦は一晩や二晩じゃ戻らずカンが狂いまくりのまま大緊張しつつ気合いと愛だけたっぷり込めた峰不二子のテーマの音色はさしずめ冷えた辛口白ワインまたそれとは逆に心からリラックスしてなめらかに鍵盤を吹きまくったルパン愛のテーマは甘い赤ワインのごとき味わい。

ライブ前にはギネス、ライブ後にはワインたっぷりのまずにいられない。ピアニカ吹くのにゲップが起きてはと強い炭酸は控え、なんとか二部構成のライブは終了。

一部は冒頭のとおり、練習不足と心身の疲れがたたり、納得いく演奏にはならなかったが、ライブとしてははじめて演奏したピアニカは、自分の手に気持ちよい「何か」が降りてきて勝手に弾きまくり、ライブ後の話の半分以上はピアニカ版「愛のテーマ」についてだった。

けして演奏者を裏切らないピアニカが犬ならば、楽器のが偉いテルミンは猫か。それも尊大な。いずれにせよ、表現したいイメージと実際の演奏はまだ一致しておらず、ジレンマは相変わらず抱えっぱなし。だが、場数を踏み、失敗を恐れなくなることが今の拙にはとにかく必要。もっとやります。