飲まずにいられない

流れ流れてたどり着いた東京の片隅で現在や過去や未来ん中から幸福のカケラを拾い集めては言葉にのこしていく単純な作業の場所

友人たちは老い子供はでかく太る花見の顔見世

年に一度しか顔を合わせないパソコン通信時代の友人から今年も花見があるぞ、との連絡。いつもの場所ネとしか伝えられなかったが、それでもちゃんと到着。まったりと酒を飲む。

拙からの土産は、向かう途中で寄った小田急デパートの地下、北海道物産展で香ばしい匂いをさせていたシシャモと特製イカ塩辛。シシャモはデモンストレーション用のホットプレートでわざわざ炙ってもらった。

「これからどこかへ?」「ええ花見なんですよ」「あれー何時から?」「やー始まってるんですもう」「そりゃ急がなきゃ。ちょっと待っててね。ここにあるもの全部味見してるうちに焼いちゃうから」

その注文のせいで、他の客に構っていられなくなっちゃった売り子の兄さん、ごめんね&ありがとう。あのシシャモは、到着したとたん、花見メンバーの子供たちに食い尽くされました。親はカルシウム摂らせてもらったと大喜び。分け前にあずかれなかった左党は、ちょっと悔しそうだった。